2011年11月 JR神戸線始動 

 JR神戸線の製作が始まったのはいまからおよそ8年前の2011年。

みくれち氏が大阪→神戸間の製作を開始したことにはじまる。

当時はBve5がまだまだ出始めた頃であり、

構文やストラクチャ製作について試行錯誤も多かった時代。

こんな頃から製作がスタートしました。


 2012年12月 3235M、発車 


▲Bve神戸線が世に出た最初期のデータ。駅上屋等は摂津ライナー氏謹製でBve5 JR神戸線にも引き継がれました。

 2012年12月にJR神戸線の三ノ宮駅までのデータが完成。

公開となりました。当時のデータはbve4データのほぼ変換データとなり、

ストラクチャについてもBve2/4時代の物が多く使われていました。

この後BveにおけるJR神戸線は実験線的な意味合いが強くなり、

他列車を使用した信号変化など様々な技術がJR神戸線経由で誕生してきました。


▲実験的に他列車を用いて他線の信号現示変化を再現するなど、Bve5のできることを模索しその後のデータのクオリティアップに貢献しました。


 2017年10月 5年越しの再始動 

 2017年10月25日。DiscordにてBve神戸線製作に関してみくれち氏の声掛けにより数名の作者が集合。

このあと都合2年間にわたる長いリメイク作業がスタートしました。

初期メンバーはみくれち氏、樽モト氏、南條氏、摂津ライナー氏、サハ209氏の五名で

開設当初はメンバーがある程度集合するまで待機でした。

余談になりますが当時、Bve界では分業化による所謂「プロジェクト」方式で

路線を製作する機運はあったものの、殆どのプロジェクトが上手く行くことも無く消えて行っていました。

その悪い流れを切る為にこのプロジェクトが始動したりしなかったりします(???


   2017年11月 分業開始! 

 メンバーがある程度で揃い、

ストラクチャ製作を始める機運が高まってきたので

各駅について製作する箇所の分業が開始されました。

当初はメンバーが少なかったためとりあえず大阪側から駅の製作が開始されました。

当初公開されていた2012年製作のJR神戸線に手を加える形でしたが、

結局のところ各メンバーがそれぞれホームから駅舎までの製作を一手に引き受ける形となりました。

この時点で公開目標は2019年4月を予定していました。


   2018年2月 早速ピンチ! 

完全Bve5化(25m縛りを撤廃する)を目標としていたため配線製作が難航。

このためストラクチャ班の設置が出来ない状況になり、

モチベーションが低下。停滞期というピンチが訪れます。

当初配線作業は神戸線は複々線で大阪や尼崎などの大駅もあり、

配線作業は膨大となることが予想され難航していました。ここから5月までちょっとした停滞期を迎えます。


   2018年5月 こうかは ばつぐんだ! 


▲配線作成は基本的にグーグルマップの航空写真を用いて行われました。

 2018年5月8日。「Mi5000が さんか した! こうかは ばつぐんだ!」

というメッセージと共にMi5000氏がプロジェクトチームに参加します。

Discordのメッセージが予言したかのように

この後Bve JR神戸線の作業は一気に進展することになります。

2018年5月26日には製作の進捗を伝えるTwitterアカウントが開設。

この頃には甲子園口、西宮、摂津本山、灘、神戸、三ノ宮等の駅配線が完成しており、

作業の進みっぷりが目に見えて分かるようになります。

それに火を付けられたかのようにストラクチャ班も完全始動。

駅から車両。はたまた付帯設備関連の作業が急ピッチで進んでいきます。 


 2018年7月 すすむ駅作成 


駅ストラクチャおよび配置は各作者其々行いました。

日毎に完成していく駅達がモチベーションアップに繋がっていくのです。


  2019年10月 念願の公開! 

 紆余曲折がありましたが、

10月13日をもって公開という陽の目を見ることが出来ました。

一つの路線が出来ていくまでにかかった年数はなんと8年以上!

Bveの路線作成は一朝一夕ともいかないのです(トホホ 

様々な方を巻き込み。そして公開することが出来たこのデータです。

みなさんどうか存分に楽しんでください!



 ────3405M大阪まで12両異常なし。定時で到着しました。

引継ぎ事項はございません。姫路までよろしくお願いします。